全摘か温存か

私がまだ乳がんに関して

何も知識がなかった頃

乳がんになったら

全摘だという思いがあった

(。-_-。)

実際その昔は

乳がんは大きく取る事によって

生存率が向上するという

ハルステッドの理論が

推奨されていて

全摘となる方が多かったそうだ

(゚Д゚)

しかしその後

乳がんはかなり早期から

がん細胞が

血管内を移動して全身に廻っている

と言われるようになり

大きく取っても小さく取っても

生存率は変わらないという

フィッシャーの理論が

浮上してきた

(゜-゜)

そして現在は

初期の段階では全身病ではないが

ある時点から全身病になるという

スペクトラム理論という

中間的な考え方が

主流となっている

(-ω-)/

実はこのところ

何人かの乳友から

私が温存を選んだ経緯を

尋ねられた

彼女達は手術を控えて

検討している最中

そこで

もう一度自分の時の事を

振り返ってみた

(‘ω’)ノ

私の場合最初は

全摘の予定だった

でも

術前抗がん剤により少し小さくなり

位置もずれた事により

温存も可能となった

( ̄д ̄)

だからと言って

すぐに温存を希望するには

かなり不安があり

ギリギリまで悩んだ

(>_<)

どうやって結論を出したか言うと

自分が不安に思った事を並べて

メリットとデメリットを比べ

自分が納得できる方を

考えてみた

(^ω^)

私が一番気になったのは

残した場合に

再発のリスクは高くなるのではという事

それに対して主治医は

全摘も温存も生存率は変わらないが

温存の場合は

局所再発のリスクは上がると説明した

しかし再発した場合

必ず胸とは限らない

という説明も聞いた

(;゚Д゚)

それから

もうひとつ気になったのは

手術跡の事

傷跡がどのようになるのか

予め覚悟が必要と思ったので

全摘の場合と温存の場合の画像を

検索して見てみた

ショックな画像もあるが

今思えば見ておいたおかげで

自分の術後を想像できたから

ショックが和らいだと思う

(-_-)/

その画像を見て思ったのは

とりあえず残しました

みたいな形で残るなら

スパッと切った方がよいかな

と思ったので

主治医に確認してみた

主治医は私の腫瘍の位置を確認しながら

「胸のへこみは仕方ないですが大丈夫」

と言ってくれた

(‘_’)

それから

実際に手術をした方の

術後の生活について聞いてみた

有り難い事に

全摘した友人と温存した友人が

身近にいたので

彼女達から教えてもらった

(*^^*)

全摘をした方は

左右のバランスを保つため

取った胸の代わりのものが必要

となるくらいで

特に不自由は感じていないとの事

下着もユニクロの

ブラットップみたいなの大丈夫だし

再建は

考えていないと言っていた

(´・ω・`)

温存の方は

温存したために術後に

放射線治療が必要となった

その副作用により

間接性肺炎となってしまったそうだ

でもこれは100人に1人と言われるくらい

稀な副作用

その事以外は

温存を選んでよかったと言っていた

(^-^)

彼女のように

全摘なら

放射線治療はなしで

温存の場合は

放射線治療があり

という場合もあるが

私の場合は

リンパ節転移もあるので

全摘でも放射線治療が必須だった

(-_-;)

全摘で乳房再建手術を受ける

という選択もある

再建の方法は

定期的なメンテナンスは必要になる

シリコンを埋め込む方法と

メンテナンスが少ない

自分の皮下脂肪を使っての再建がある

(´-ω-`)

主治医に相談してみた

ところがその当時は

人工物のシリコンがリコール

となっていた時期で

現在は手術はできない

と言われた

今は改善されていると思うが・・・

(-“-)

また

皮下脂肪を使っての再建の場合は

自分の細胞でもあるので

そこから再発する可能性も

否定はできないとも言われた

(;’∀’)

のちに知り合った

再建手術をしたがん友の話では

メンテナンスが必要な

シリコンの再建だったが

やってよかったと

話をしてくれた

(#^^#)

アメリカに住んでいるがん友も

アメリカでは

再建手術は当たり前のようにされていて

以前より形のよい大きな

胸を手に入れる方もいるそうだ

(^▽^;)

病気になるといろんな場面で

選択に迫られる事が多い

しかも

自分の命に関わる問題

だからこそ決断するのに

すぐに答えは出せない事もある

また答えを出すのに

勇気がいる事もある

( 一一)

どの選択をしても

自分が納得して出した答えは

自分にとって

良かった事

後で後悔しないために

じっくり悩むと

スッと胸の奥の支えが取れる

答えがみつかるはず

(^’^)

その答えを選んだら

後ろは振りかえらない

あの時

別の選択をすればよかったと

後から悔やんでも

死からは免れない

別の選択をして

寿命が延びたとしても

数年良くて数十年

100年単位では変わらない

(”_”)

そう思って私は

温存を選んだ

だからこの先どうなっても

私にとって最良の結果なのです

(*´Д`)

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50代♀ 夫1人、子ども4人、猫1匹 大学卒業後、子どもや音楽に関わる仕事をしてきた 子育てもゴールが見えてきた矢先 胸にシコリを発見! トリプルネガティブ乳癌 ステージ3 何とも嫌な響きのこの病気 ポジティブに変換すべき奮闘中!!!

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