凍結療法
進行が遅い乳がんに対しては
がん細胞を凍らせて破壊する
冷凍アブレーション(凍結療法)
と呼ばれる治療法が
有効である可能性が
米国乳腺外科学会で
報告されたそうだ (-ω-)/
(参考HP) @DIMEアットダイム https://dime.jp/genre/1142051/
その冷凍アブレーションとは
なんぞや?
好奇心の虫がうずき始めたので
調べてみた (p_-)
冷凍アブレーションは
骨や腎臓や前立腺などの
がんの治療では
既に確立された治療法の一つ
乳がんで行われる
冷凍アブレーション=凍結療法は
海外では1985年に
初めて行われた報告があり
アメリカで1990年代後半から
良性のしこりに対して
行われているそうだ ( ゚Д゚)
日本では2006年から
千葉県の鴨川市にある
亀田総合病院が試み始め
一部の病院でも
臨床試験として行われているらしい
(^ω^)
しかし
現在はまだ
臨床試験的に行っている治療であり
治療費も健康保険では
認められていないので
自費診療となる
(-_-;)
凍結療法はメスを使わず
直径2.7mm 長さ11cmの針で
がん組織に刺しその先から
アルゴンガスとヘリウムガスを
順次送り込み
急速に冷やしてがん細胞を
凍らせたり融かしたりして
がん組織を破壊する (゜-゜)
治療時間は
40分~50分程度で
入院せずに
外来で受ける事ができ
歯科治療で受けるような
局所麻酔で行い
出血もほとんどなく
傷跡も蚊に刺された程度だそうだ
(*^_^*)
この治療ができるのは
- 組織診断検査で浸潤性乳管癌と診断されている。
- サブタイプ診断にてホルモン受容体陽性、HER2タンパク発現陰性、かつKi-67が20%未満と診断されている(ルミナルAと分類されるタイプ)
- エコー、CT、MRIで乳癌が単発病変で、かつ病変の広がりが1.5㎝以下の乳癌病変である。
- センチリンパ節が陰性と診断されている。
- センチリンパ節生検および冷凍療法後の放射線治療が可能である。
- 十分な説明の後、書面にてインフォームドコンセントが得られた患者さんである。
このような初期で
悪性度野低い
ルミナルAの方が該当する
(・∀・)
非手術的療法には
この他にも
「ラジオ波焼灼療法」や
超音波を集中的に浴びせる
「集束超音波治療」や
特殊なレーザーでがんを焼き切る
「レーザー治療」があるが
高温でがん細胞を焼き殺すよりも
急速に極度の低温状態にする方が
より確実に
がん細胞を破壊することが
できるのだそうだ
しかし現時点は
どれもまだ
保険適用外の自費診療
(>_<)
(参考HP) がんプラス https://cancer.qlife.jp/breast/breast_feature/article152.html 聖マリアンナ医科大学 乳腺・内分泌外科 https://www.marianna-u.ac.jp/breast/00_backnumber/pdf/20180918_02.pdf
このように手術ではなく
がん細胞を
安全に取り除ける
方法が確立され
保険適用となる日がくればいいね
(*´Д`)
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