リンさんの思い
この数日
頭の中をいろんな事が
駆け巡っていた
リンさんの事
自分の事
これからの事
答えがわかっていても
一歩踏み出せずに
気持ちが立ち止まっている
(-“-)
なぜ私は
リンさんと再会をして
彼女の作品を
任せられるようになったのか
頭の中を整理するため
やりとりしたLINEを
読み返してみた
(-ω-)/
彼女と再会したのは
昨年の7月末の事
がん哲学外来ドキュメンタリー映画の
上映会を
コホミン企画でできないかと
コホミンの館長に相談をしていたが
なかなか首を縦に振ってくれなかった
そんな時にリンさんが
最後の個展をするからと
館長の所に案内を持ってきた
その直後に私は館長と会った
( ̄д ̄)
館長はリンさんが
子宮頸がんのステージ4
という事を聞いたばかりで
かなり落ち込んでいた
私とリンさんが以前
震災復興支援チャリティーイベントで
一緒だった事を知ると
これも何かの縁だと思い始めた
そこで私は館長に
「今ここでリンさんと会ったという事は、この企画をやるべしという事だ」と
半ば強引に話を持っていった
でもね
偶然とは思えないタイミングだった
( `ー´)ノ
そしてその後
コホミンでの映画上映会の話が
スムーズに進み始め
館長は映画上映会の日に
ホール入口前にて
彼女の作品を展示する事を提案した
(*^^*)
私とリンさんは
一緒に地元での
震災復興支援チャリティーイベントに
関わっただけで
個人的な付き合いはなかった
コロナ禍となり
イベントは開催できなくなったが
その間に
お互いがんで闘病していた事を知り
他人事とは思えず
繋がっていたグループLINEから
彼女を探して
連絡をしてみた
そして
彼女の個展に行った
(‘ω’)ノ
久しぶりの再会
2人とも
抗がん剤で抜けた髪が
伸び始めていた頃で
ベリーショートになっていた髪を
見せ合った
(^_^;)
その時の個展の様子は
ブログで紹介させてもらった
(^^)/
リンさんは
私が彼女の作品をブログで紹介した事を
すごく喜んでくれた
彼女の友人にもそれを知らせて
広めてくれた
写真の撮り方と文章がいいと
褒めてくれた
(*´Д`)
それからその後も
彼女の作品を
ドキュメンタリー映画上映会の時に
ホール前に飾るために
連絡を取り合った
(‘_’)
彼女はもう自分では
展示は無理だからと
全てを私に委ねた
私は彼女の思いを聞きながら
展示するものを
一緒に選んで運んだ
(-“”-)
彼女の資料には
作品に対しての思いが書いてあったが
彼女は台湾出身の方だから
日本語の説明文が
うまく伝わっていない箇所もあった
彼女が自分で個展をする時は
見に来て下さった方に
自らの思いを直接伝えていたが
今度は来られないので
彼女の思いを確認して
私が作品に添える文を加えた
(゚Д゚)ノ
ドキュメンタリー映画の時に
展示した作品は
彼女が病気になってから
作った地蔵がほとんどだった
反響が大変よく
1日だけの展示ではもったいないと
期間を延長して展示した
(^-^)
その片づけが終わった後
リンさんが本格的に作品作りを
始めるきっかけになった
3.11「東北魂」の作品も
展示しようと館長が提案した
そして
3月12日に行う
震災復興チャリティーイベントが決まった
(^’^)
私はね
自分の意志ではなかったけれど
いろんな事に押し出されるようにして
リンさんの作品に
携わる機会が与えられた
(-_-)/
彼女は自分が亡くなった後
作品をどうしたらいいか悩んでいた
市に寄贈したいという思いがあったが
彼女はアマチュアの造形作家
なので市としては
一市民の作品を受け入れる訳には
いかないとの事
他にもいくつか当たってはみたが
作品全部を引き受けてくれる所は
見つからない
(>_<)
彼女の願いは
3.11の作品
「東北魂」50点の作品を全てまとめて
引き受けてもらえる所に
寄贈したいという事
それから
地蔵の作品「祈り」に関しては
何度か展示をしたら
オークションをして
その売り上げを
がんで親を亡くした子ども達の為に
寄付をしてほしいという事
その思いを私に委ねたいと
遺言ノートに書いたからと
私に見せてくれた
(-_-)
昨日の朝
彼女の葬儀があった
家族のみで行うと言っていたけど
少しだけ彼女を見送りたくて
ご家族にご挨拶に行ってきた
遺影の写真は
闘病前に一緒にイベントをやっていた頃の
彼女の顔だった
ニッコリ微笑んでいる
笑顔の素敵な美人
(T-T)
亡くなる前日も
私に送る地蔵の写真を
スマホで探していた時
免許証の写真が出てきて
思わず手を止めて
「私美人だったよ」
と見せてくれた
側にいた看護師さんと私で
「うんうん、リンさん今も綺麗だよ」
と・・・
ほんとに綺麗だった
慰霊の写真を見て
その時のやりとりを思い出した
ついこの間の事なのにね
(-_-;)
昨日の夕方
リンさんからLINEがきた
びっくりして見たら
ご家族の方がリンさんの代わりに
遺言ノートに書かれた文を
写メして送ってくれた
( ゚Д゚)
私が落ち込んでいるのを
空から見ていたリンさんが
「忘れないでよ~」
と送ってきたような
気持ちになった
(;^ω^)
はいはい
忘れていませんよ
やるべき事なら必ず
道は開ける
リンさんも
空の上からその方法を指図するはず
黙っていられないからね
きっと・・・
(^ω^)
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