旅立ちの準備が整った

いつかは・・・

そう思っていたけれど

その時がやってきてしまった

覚悟はしていたつもりだけど

やっぱり辛いね

(-_-;)

昨日は長い一日だった

同じ時間のはずが

哀しい事があると

長く感じるのはなぜだろう

神様が意地悪しているのかなと

時々思ってしまう

(-_-)

半年前にリンさんと再会し

それから

話をしたいろんな事が思い出され

涙が止まらない

今も・・・

(T_T)

亡くなる日の前日

彼女に会いに行った

3月12日に行う

震災復興チャリティーイベントの

出来立てのチラシを見せに行った

(‘ω’)ノ

いつものように

庭先から入ると

いつも以上に痛がっている

彼女の姿があった

ご近所の友人もいた

(゚Д゚)

前日から

容態が悪化したとの事

もうすぐ

看護師が来るはずとの事

痛がる彼女の傍で

痛みが遠のくのをじっと待っていた

でもいつもと違って

遠のく様子がない

側で何もできない自分が

もどかしく感じた

(;’∀’)

看護師がやってきた

看護師はこの状態でも

流石に落ち着いた対応で

彼女に優しく声をかけ

状況を確認し

横にずれている

彼女の身体を直した

そして

リンさんが自分で痛み止めの薬の

ボタンを押した事を確認すると

「もうすぐ効いてくるからね」

と諭すように話をした

それを聞いて

リンさんはうなずき

落ち着きを取り戻した

(-ω-)/

看護師さんは

在宅緩和ケアを専門に行っている方

私が地元で

がん哲学外来カフェを起ち上げた

という話をしたら

「ぜひ協力させてください」

と言って下さった

「これはリンさんが結び付けてくれたご縁だね」

とその場で話をした

リンさんは少し微笑んでくれた

(*´Д`)

リンさんはね

私に伝えたい事があったらしく

一生懸命スマホから

写真を送ろうとしていた

それはね

友人にあげた地蔵の写真

(^^)

リンさんは私に

作品の管理を託した

そしてその写真も

ファイルに入れてほしいと

でもその写真が見つからず

なかな送れない

彼女が焦ってスマホを操作している横で

一緒に確認をする

何とか送れて一安心

その写真がコレ

(*^^*)

幸せを運ぶ地蔵

これは

治療で入院していた時

同じ病室にいた方が

自分の為に作ってほしいと

依頼してくれたが

もう作ることはできないからと

以前に作ったこの作品を

差し上げたそうだ

(^ω^)

それから

もうひとつ

(‘_’)

夫婦地蔵

これは

陶芸をやっていた仲間に

依頼され作った作品

ご夫婦の写真も見せてくれた

よく特徴を捉えている

(^’^)

写真を私のスマホに送った後

看護師さんが

「他にお願いする事があったら話をしておいてね。薬がもっと強くなると話ができなくなるかもしれないから」

と言った

リンさんはうなずいた

私は涙を必死に堪えて

彼女が私に託した

写真集について確認をした

すぐにはできないので

待ってほしいという事

できれば

「それまで頑張って」

と言いたいところだったが

痛がっている彼女の姿は

あまりにも辛そうで

もう「頑張って」という言葉は

かけられなかった

(ーー゛)

一通り確認作業が終わって

別れ際に握手をした

リンさんは

「ありがとう」と言った

私は

「リンさんの作品の思いは私が引き受けたから」

そう言った

手を放したくなかった

(=_=)

翌朝目が覚めると

リンさんからLINEが届いていた

でもそれはリンさんではなく

ご家族から訃報の連絡だった

(;゚Д゚)

昨日の昼頃

リンさんに会いに行った

前の日の同じ時間にも

会っていたのに

同じ介護ベットの上に寝ているけど

白い布団と白い布が

掛けられていた

( 一一)

部屋の中はシーンとしていた

彼女の痛がる声はもうしない

安らかな顔をしていた

ホッとした安堵感と

寂しさがこみあげてきて

涙が止まらなかった

(T_T)

夕方

前日にお会いした看護師さんから

メールが届いていた

私が帰ってから最後の様子を

知らせてくれた

(-_-)/

昨日、お帰りになったあと、リンさんの状態が急激に悪くなられました。
チャリティや写真集にご自分の思いを全て出し切り、もう悔いはないといったご様子でした。
夜の往診に同行しましたが、リンさんから「今までありがとう。お世話になりました。」
と挨拶をされ、旅立ちの準備が整ったことを知りました。
それからわずか数時間後、夜明けを待たずにリンさんは逝ってしまいました。
でもリンさんは私に「つながり」を残してくれました。
こうして出会えたのも、リンさんがつなげてくれたおかげです。
感謝しかありません。

あの後どうなったのか

気になっていたから

このメールを頂いて

気持ちが少し和らいだ

リンさんはちゃんと

自分で旅立ちの準備を整えて

逝ったんだね

(-“-)

いろんな思いが

あった方だった

いろんな事に拘りを

もっていた方だった

「やるんならいいもの作りたいじゃない?」

いつもそう言っていた

自分が納得いくまで生きたんだね

私は彼女の最後まで

受け止めると自分に誓ったから

一緒にいられてよかった

(^-^)

リンさんの病気と闘う姿から

多くの事を教えてもらい

リンさんは私に

沢山のつながりを残してくれた

私に託された彼女の作品

渡されたバトンを繋げていかなきゃ

リンさんありがとう

m(_ _)m

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50代♀ 夫1人、子ども4人、猫1匹 大学卒業後、子どもや音楽に関わる仕事をしてきた 子育てもゴールが見えてきた矢先 胸にシコリを発見! トリプルネガティブ乳癌 ステージ3 何とも嫌な響きのこの病気 ポジティブに変換すべき奮闘中!!!

One Thought on “お別れの時”

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