血液検査

抗がん剤治療の時は必ず血液検査をする。

その結果を見て受けられるかどうか先生が判断をする。

白血球が治療を受けられる基準に達していない場合は 一週間延期となり回復を待ってから治療となる

当日検査する場合は 検査結果が出るまで時間がかかるので 前日検査を受ける事もできる

私は待ち時間を短縮するため いつも前日検査にしていた

抗がん剤治療も回数を重ねる毎に 回復までの自分のリズムがつかめるようになってきた

AC療法私の場合

• 治療当日➡ちょっと気だるくほろ酔い気分🍺
• 翌日➡飲み過ぎた～　二日酔い　(>_<)
• 3日め➡まだ治らない！　三日酔い　(-_-メ)
• 4日目➡起きてはいられるけどすぐ疲れちゃう　(◎_◎;)
• 5日目➡床上げ　(-ω-)/
• 6日目➡そろそろいい感じ？(^^♪
• 7日目➡動きが戻ってきた！(^-^)
• 2週間目➡体の弱いところに攻撃される～～～　(*_*) 膀胱炎 目ヤニ 爪 口内炎 親知らず 脱毛
• 3週間目➡食欲戻り友達とランチタイム　🍴　

４日めくらいまでは 吐き気止めが手放せないが 徐々に収まってくる

看護師さんは 抗がん剤治療しながら仕事をする方もいるから 仕事を辞めなくても大丈夫と言っていた

確かに仕事があると『大丈夫です』スイッチが入る

そして終わると『ダメです』スイッチに切り替わる

短時間なら気持ちが紛れてよいかも・・・

６日めくらいの『そろそろいい感じ』の頃は整体に行った

凝り固まっている体をほぐしてもらうと ようやくいろんな機能が動きだす

後半は体調も回復してくるので 友達とランチの予定をたてて出かけた

この期間は自分が病人だという事を忘れるくらい予定がギッシリ

そしてまたあの治療当日がやってくる

「ふぅ～」

看護師さんに腕を差し出すけど 思わす溜息がでてしまう　

でも シコリは徐々に小さくなるのを感じる事ができた

AC療法が終わると次はドセタキセルという抗がん剤

次の治療開始前に どのくらい小さくなったのか超音波で確認をすることになった

治療の2日前に検査だったので ついでに血液検査もと予約を入れてもらった

これがまずかった　(>_<)

翌日 腫瘍内科の主治医から電話があり

「白血球の値が低いので、明日の治療は一週間延期しましょう」

それは困る！

回復までのリズムを考えながら この後の仕事のスケジュールを組んでいた

動かせないイベントもある

「いつもより1日早かったので、明日もう一度受けさせてください」

試験に落ちた生徒が 追試をお願いするような気持ちだった

「わかりました。でも結果が悪かったたら治療はできませんよ」

それでもいいからもう一度チャンスがほしかった

翌日 朝一番で血液検査に挑んだ

ちゃんと朝ごはんを食べ『私は元気です』と自分に言い聞かせて・・・

受付の番号札を取り 祈りながら順番を待っていたら 知り合いのご夫婦が目の前にやってきた

声をかけてみたら ご主人が肺がんで1年前から抗がん剤の服用をしているとの事

私が白血球の値が低く 血液検査やりなおしになったと話したら

「ぼくも何回かありましたよ。だから最近は検査の１０番前くらいになったら階段の上り下りをするんです。軽い運動は白血球を上げるので。それから息を整えて何事もなかったように腕を出す。運動はいいんですよ。ただしやり過ぎはダメ。」

なるほど！

「じゃあぼくはそろそろ行ってきます」

すくっと立ち上がり階段の方へ行った

私も後を追いご一緒させていただく事にした

ところが彼のスピードの速いこと

同じくらいの歳だと思うのに　タッタッタッタと階段を駆け上がっていった

私が真似して階段を駆け上がろうとしたら

彼はもうすでに上まで行って戻って来ていた　

「無理しない方がいいですよ。僕はテニスをやって鍛えていますので」

とすれ違い際に声をかけて そのままタッタッタッタと下がって行った

はいはい 無理せずやってみますと２階から３階まで上ったが それだけで既に足は諤々

しばらく運動もしていなかったからしかたない

何とか6階まで上ったが これ以上は無理と戻る事にした

電光掲示板に出ている番号を確認すると あと３人だったので 深呼吸をして息を整えていた

そして自分の番がきて 何事もなかったように腕を差し出した

２時間後 先生が検査結果を見ながら

「よかったですね。今までで一番高い数値です。２日間で随分回復しましたね。治療しましょう」

それから血液検査の時はこの方法で問題なくクリア！

医学的な事はわかりませんが白血球ご心配な方は是非お試しください

ただし　やり過ぎはダメですよ！

　

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