抗がん剤治療開始

抗がん剤療法は がんが増えるのを抑えたり成長を遅らせたり 転移や再発を防ぐために用いられ 飲み薬と点滴や注射による方法がある

最近では 薬の進歩や副作用に対する治療が進歩してきた事から 入院しなくても外来で受けることができるようになってきた

私の場合は AC療法と言われるアドリアマイシン(ドキソルビシン)と シクロホスファミド(エンドキサン)の点滴を 3週間毎に1回を4クール

その後 ドセタキセルという抗がん剤に変えて同じく3週間毎に1回4クール

抗がん剤治療期間は24週 約半年の予定

治療の日は 最初に血液検査をして白血球等の値を調べる

血液検査の結果を見ながら 治療ができるかどうか先生が判断

白血球の数値が低いと治療は受けれないので その日の抗がん剤治療は見送られる

初日は問題なくクリア

次は通院治療センターにて受付をし 呼び出し器が鳴るまで順番を待つ

混んでいる時は2~3時間待つ事になる

時間があるからと病院の外でランチなんぞすると 外に出たとたん呼び出し器が鳴りだす

その度に止めて またしばらくして鳴りだす

あまりにも煩いので 外に出る時はタオルで包んで鞄の奥に押し込んでいた (^-^;

治療の前にイメンドカプセルという吐き気止めを飲む

そして一人ずつ仕切られた部屋で治療を受ける

部屋にはベットかリクライニングの椅子があり テレビも置いてある

イヤホンを持って来れば無料で使える

治療中は付き添い1名入る事もでき 飲食も可能

初日はベットの部屋を案内された

最初に吐き気止めの点滴15分

それからアドリアマイシン10分

これが毒々しい赤い液体で いかにも毒で毒を制するという感じ

その後はシクロホスファミド60分

これは安心感のある透明な色

最後は生理食塩水5分 点滴管の中の抗がん剤を洗い流す

治療中ゆっくり寝てようと思ったら 看護師や薬剤師が次々にやってきて 体調を尋ねられたり薬の説明を聞いたり・・・ 

おかげで1時間半くらいの時間があっという間に過ぎてしまった

薬は 帰ってから飲む吐き気止め それでも吐き気がとまらない時に飲む吐き気止め 副作用が出た時に飲む解熱剤 下痢止め等が処方された

点滴が終わり ちょっと怠い感じはしたものの 意外と大丈夫かも?という感じだった

なら 買い物に寄りたいと 付き添いで来てくれた夫に頼んで 近くのショッピングセンターに寄ってもらった

こんな日にとも思ったが 財布がボロボロだったので新調したかった

店内を歩き始めたら 体の中もグルグル回り始めた

やばい フラフラし始めた

でも 新しい年は気分を変えて新しい財布を持ちたい!

その時ふと 赤い財布が目についた

これにしよう!

アドリアマイシンと同じ赤色

抗がん剤治療開始の記念の品となった

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50代♀ 夫1人、子ども4人、猫1匹 大学卒業後、子どもや音楽に関わる仕事をしてきた 子育てもゴールが見えてきた矢先 胸にシコリを発見! トリプルネガティブ乳癌 ステージ3 何とも嫌な響きのこの病気 ポジティブに変換すべき奮闘中!!!

4 Thoughts on “抗がん剤治療開始記念の品”

  • 赤い財布素敵ですね(*^^*)
    なんの理由にせよ前向きに考えられる
    大切な事だと思います。
    私は、全的した傷あとの違和感は変わらずあり、今までなんとも気にしなさすぎる性格だったのに心配になり、自分の職場医師に相談しました。
    見た目の傷は綺麗でも全的するという事は細かい神経は傷だらけな訳で目には見えない箇所は傷だらけなんだから、違和感が続くのは当たり前の事だよと。当たり前の意見を頂きました(^_^;)
    そりゃそうだ…。
    考えれば当たり前ですよね…。
    たいがい『ほっといても大丈夫でしょ
    』という性格がガンになったことで、必要以上に心配する性格になっちゃいました

  • 手術の傷は自然にできる傷と違って人工的に切るのですから、痛みはすぐには消えませんよね(>_<) しかも胸となるといろんな思いも絡んできます。早く違和感がなくなって傷が癒えますように!

  • 『抗がん剤治療開始』というネガティブな日も『記念日』とするポジティブさに脱帽です!とっても勇氣をいただけました!!

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