ケロッとカフェ
昨日
神奈川県にある
ケロッとカフェにて
4人の先生方の
シンポジュウムが行われた
(-ω-)/
順天堂名誉教授で
がん哲学外来名誉理事長
樋野興夫先生
東海大学医学部客員教授で
がん哲学外来市民学会副理事
安藤潔先生
緩和ケア医であり
大分ふぐカフェ店長の
林良彦先生
緩和ケア医であり
自らもがん患者である
大橋洋平先生
錚々たる顔ぶれによって
どんなシンポジウムになるのか
楽しみに参加してきた
(^^)
司会者から
予め用意していた質問が
いくつか投げかけられ
先生方が話をして下さったのだが
その中でも
「余命宣告をされた方に、どのように寄り添えばよいのか」
という質問の答えに
私はとても興味深く聞いていた
(゜_゜)
林良彦先生は
何かしてあげるのではなく
頑張っている姿に伴走するだけ
何かをしてあげるというのは
上から目線の言葉だから
僕は使いたくない
どうしようもない事実は動かせない
でも
気持ちを動かすことはできる
その人の頭の中にある考えを
傾聴し共感する事によって
自ら引き出す事が出来るように
ただ側にいて伴走するのみ
( ゚Д゚)
樋野興夫先生は
哀れみと同情だと
相手は嫌になるよ
犬のおまわりさんの歌のように
困っている人と一緒に困る
何もできなくても
ただ側にいるだけでいい
解決できなくても
解消はできる
と
いつものように仰った
(‘_’)
安藤潔先生は
アドバイスより
黙って30分一緒にいる事が大事
ご自分が研修医時代も
そのような訓練を受けたが
簡単なようで
難しかったそうだ
人は
一緒にいるのが怖いから
つい
アドバイスをしてしまう
でも人は
自分自身が気が付かないと変われない
余計なアドバイスより
黙って側にいる方が力になる
(‘ω’)ノ
大橋洋平先生は
ご自身も
患者という立場でもあり
ご自分の経験を交えて
親しい友人や家族だったら
何をしたいか
直接聞いてほしい
親しい間柄だったら
それぞれの考えが違って喧嘩になっても
また翌日には
ケロっとしている事もある
それは
家族や親しい間だからできる事
そのように仰った
( ̄д ̄)
大橋先生は
現在進行がんの治療中でありながら
三重県から神奈川県まで
鞄を
2つ持って来られた
出かける時に奥様に
「せめて鞄を1つにしたら?」
と
心配されたそうだ
でも
「必要な物だし、自分は今は動けるから」
と
1人で新幹線に乗っていらしたそうだ
(・_・)
確かに
患者家族の思いも複雑だ
患者にとって
よかれと思った発言も
時には
その逆になってしまう事もある
( 一一)
私は
樋野先生がいつも仰っている
「優先順位は一番困っている人だよ」
その言葉が
頭を過った
( ゚Д゚)
何かをしてあげたい
とか
何かをしてあげる
というのは
患者側の目線ではなく
自分自身の
自己満足にしかならない言葉なのかも
と
林先生の言葉も頭に過った
(;’∀’)
昨日は
それぞれの先生の話を聞きながら
寄り添うという事の意味を
考えさせられた
貴重な時間だった
(-“-)
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